8月も最後の日曜日、いまだ33度内陸部では35度以上と猛烈な暑さが連日続いています。
この暑さ9月中旬頃まで続くそうです。そんな中元気に咲いている花たちの写真を撮ってきました。


(ヒマワリ)


(サルスベリ:百日紅)
サルスベリの花の色は基本的にはピンク、濃ピンク、淡紫、白が一般的です。
落葉樹なので冬は葉を落とします。春になると芽吹きますが、芽吹きが遅いため、しばし
枯れてしまったのではという方もいるほどです。芽吹いてからすぐに、梅雨の高温多湿のため
ウドンコ病におかされてしまうことがあります。梅雨明け頃から気温が高くなり、湿度も下がって
くるとウドンコ病も収まり、今年伸びた新梢にたくさんの花をつけます。
原産は中国南部ということで、暑さには強いということです。

(ノウゼンカズラ)
ノウゼンカズラはつる性植物で、オレンジ・赤系の花で茎から気根(根っこ)を出して
コンクリートなどの壁面に付着して伸びていく性質を持っています。
このノウゼンカズラ、私は名前に問題があると思ってまして、「ノウゼンカズラ」と
「愛染かつら」がかぶってしまうのです。戦後、「君の名は」とともに人気を誇った
すれ違いメロドラマということです。その内容は知りませんが、タイトルだけは
記憶されているため、古臭いイメージがつきまといます。
英名では「トランペットフラワー」と呼ばれています。
原産は中国南部です。

(キョウチクトウ:夾竹桃)

(ニチニチソウ:日日草)
キョウチクトウは葉が竹のようで、花は桃の花に似ているためこの名が付いたということです。
強心薬の原料になるオレアンドリンという物質が含まれているそうです。ニチニチソウも
同じキョウチクトウ科でやはり強い強心作用のある物質を含んでいます。どちらも樹液は
乳白色で苦みがあり、原産はインド地方です。

(ハツユキソウ:初雪草)
ハツユキソウやクリスマスの象徴ポインセチアなどトウダイグサ科ユーホルビア属です。
樹液は乳白色でやはり、キョウチクトウやニチニチソウと同じようなアルカロイドという
物質を含んでいます。原産は米国南部です。
こうして、身近に咲いている花たち、特に夏に咲くものには共通点がいくつかあります。
キョウチクトウ・ニチニチソウやユーホルビアなど毒性を持っている。
原産が中国南部など亜熱帯地方である。もともと毒性をもつ植物は亜熱帯性のものが
多いという文献もあります。
灼熱の太陽の下、陽の光に負けず頑張って咲いている花たち、夏空に対比したコントラストが
素晴らしいと思う反面、早く秋風が吹かないかと切に願う8月下旬です。
本日は、パーシー フェイス オーケストラで「夏の日の恋」をどうぞ。